4技能測定についての私見

先日、大学入学共通テスト実施にともなう7種の英語民間試験が採用となりました。英検については、一次合格者のみ二次のスピーキング、という従来型が認められず、1日完結型のシステムが採用となったようです。そのほか、TOEIC®(L&RとS&W)やIELTS、TOEFL iBTなど、すべて4技能を問う英語試験が採用される形となったことは、テレビや新聞のニュースでご存知の方も多いことと思います。 続きを読む

生徒指導所感

以前「高校生留学体験記」でご紹介しました私の次男が、大学院進学までの期間限定ではありますが、教室で助手をしています。日々、指導のサポートをする中で、私とは違う視点で生徒を観察している部分もありますので、所感を書いてもらいました。参考にしていただければ、幸いです。 続きを読む

ディクテーションの効用②

教室では、学年・入会キャリアを問わず、ほぼすべての生徒に英文の暗記をさせています。この暗記には二種類ありまして、一つは「暗唱」をするための暗記です。英文をとにかく口に出すこと、発音、リズム、イントネーションに慣れていくことを主な目的にしていますので、ほとんど理屈抜きに行っています。しかし「まず慣れる」という導入期間はそれでよいとしても、暗記する英文そのものを理解しないままでは、学力として定着しにくく、ましてやスピーキングやライティングの表現として応用する(使える)ところまでは行きつかないことも事実です。したがって、どこかのタイミングで文法(構造)理解を伴った暗記に移行していく必要があります。 続きを読む

ディクテーションの効用①

「センター試験リスニング問題について」の中で、リスニングの過去問を何題解いても点が取れるようにならないと書きましたが、リスニングに限らず「対策」は最後の仕上げです。つまり「○○対策」は、「最後の一歩手前」くらいのレベルの生徒にとって初めて有効となりますが、受験直前であっても、そのレベルに達していない生徒にとっては、残念ながら時間と労力の無駄に終わることが多いものです。また、リスニング力が一朝一夕に向上する学習法など存在しませんから、できるだけ早い時期から、聞けるようになるための土台作りをしていくことが必要です。 続きを読む

センター試験リスニング問題について

今回のセンター英語は、リスニング問題がかなり難化したと見え、中間集計でも平均点が昨年より5点以上のマイナスとなり、過去最低と発表されていました。教室から受験した生徒の中では、同日模試で42点(筆記190点)の高2生が最高得点でしたが、他の生徒は筆記で8割以上取れていてもリスニングは6割程度、という結果が目立ちましたので、やはり昨年よりは難しかったことが推察されます。 続きを読む

インプットとアウトプット

先般実施方針が最終決定した「大学入学共通テスト」を見据え、これからのあらゆる英語の試験は4技能測定へ向かいます。英検もこれを受けて、来年8月より1日で4技能を測る試験に変更となるようです。この「4技能評価」が必要な理由を、文科省の担当者は「日本人全体も高校生も、スピーキング、ライティングの能力が十分でない。高校教育も大学入試も一体で変わっていくべき」と述べています。そしてそれを基本コンセプトとして、新しい学習指導要領は「英語を用いて何ができるか」という観点で改訂が進められます。つまり英語の「運用能力の向上」に力点が置かれた教育に変わっていくというわけです。 続きを読む