徳島文理高校の中内大翔君が、大阪公立大学工学部・電気電子システム工学科に合格、体験記を寄せてくれましたので、以下にご紹介いたします。
「僕は中2から高3までの約5年間、英語でお世話になりました。入塾当初は発音記号などの基本的な所さえわかっていませんでした。でも声に出して英語を読む作業を繰り返すにつれて、英語ができるようになったと実感しています。この5年間の努力で、英検2級を取得したり、語彙力をかなりつけることができました。ワイズで勉強してよかったと特に思うことが二つあります。一つ目めはスラッシュリーディングです。一つの長い文を適切に区切って前から訳していくことで、文の構造が明確になり、意味を把握しながら速く読める力がつきます。この方法は長文問題、特に和訳問題で役立つと思います。実際、僕が和訳問題を得意分野にすることができたのは、このスラッシュリーディングのおかげだと思っています。もう一つは、短い英文を用いたディクテーションです。そこで使われる英文には、学校では習わなかったり、重要語彙とはされていない語彙が豊富で、それらを全部知っておくことは、入試だけでなく大学入学以降も有利になると思います。英語は語彙力次第であることを、今回の入試で実感したからです。ディクテーションは聞こえてくる英語を書き取る作業ですから、これを繰り返すことで、リスニング力も鍛えられます。それと同時に、手を動かす作業によって、これまで自分が知らなかった単語も書けるようになりました。英語の力を上達させたければ、文法を覚えつつ、僕が紹介した方法をぜひ試してみてください。それと、基本事項は余裕のあるうちにマスターしておくことがベストです。基本なくして上達はないので、『基本』と『語彙力』を意識して勉強してもらえれば、と思います。」
この生徒のように、長く通ってくれた生徒が志望する大学に合格してくれることは、私たち指導する者にとって、何にも代えがたい喜びです。合格の知らせは、ご家族にとっても今までの協力と支援が全部報われた瞬間だったことでしょう。本人が書いてくれている通り、語彙の獲得は英語学習の柱だと考えています。単語集を丸暗記することだけではありません。長文であれ文法であれ、あらゆる学習課題の中で、それこそ貪欲に語彙習得に努めることです。これが、英語力の大部分を決定するからです。