前年同様、多少変わった問われ方をする問題もありましたが、内容自体はそれほど難解なものはなかったように思います。
評論文
評論文を解く際に、第一にしなければいけないことは文章のテーマを把握することです。
共通テスト本文を例にすると、
「食べる」ことと「生」にまつわる議論は動物が主題になってしまう。そのとき動物も人間も全く対等な位相に立ってしまうことが重要である。
このテーマが、よだかの星の内容に沿って説明されるということを念頭に入れ読み進めるということが重要です。
そうすることで、解釈するために必要なポイントを意識しながら読むことができるので、字面だけを追い、読み終わっても何が書いてあったか検討がつかないといったことに陥りにくくなります。
小説
今回の共通テストの文章は一人称で進む物語であったので、主人公の心情が分かりやすく、読みやすかったように思います。
小説で問われることは、登場人物の心情に終始します。
特定の状況下で、登場人物が何を考えているのかを推測しなければなりません。
それを推測するためには、基本的な強調表現であったり、喜怒哀楽を明確に表現した文言を特に注意深くチェックすべきです。
小説が苦手な人は、会話シーンを頭の中で思い浮かべながら読む練習をするのが良いでしょう。
人間同士のやり取りですので、想像するだけで、ありえない行動や物の考え方をしている選択肢が明確になる場合があります。
古文・漢文
古文漢文で言えることは、問題を解いて終わりではなく、全訳を自力ですることを勉強の習慣にすべきです。あらゆる問題でそれをすることで、マーク問題程度ではミスをしなくなるはずです。
いくら苦手だとしても、全訳を読みながら古文漢文の問題を解いたならば、間違う人はほとんどいないはずです。
当塾では、現代文の読解法、古文漢文の文法、全訳の指導を一人一人丁寧にさせて頂いております。
少しでもご興味をお持ちいただけたならば、ご連絡を頂けると幸いです。