徳島大学医学部医学科に合格した、徳島市立高校の岡山愛瑠さんが合格体験記を書いてくれましたので、以下にご紹介いたします。
「私は高2の秋に入塾しました。それまでは語彙数も少なく、なんとなく訳していましたが、スラッシュリーディングをまずはじめに習慣づけることで、整理して訳すことができるようになりました。また志望校にかかわらず様々な大学の過去問の中から選ばれた長文をたくさん読むことで、多くの語彙や文法に触れることができました。特に和訳の問題は日本語の力が大切になります。解説を読んで納得するだけでなく、早いうちから自力で解釈できるようにしておくと良いと思います。英語は成果が目に見えにくいですが、2~3か月経つと読むスピードや読解力の変化が感じられるようになってきます。医学部医学科は二次試験だけでなくセンター試験を落とさないことが必要です。9割を目標に早めに対策するべきです。理系は国語と社会が苦手な人が多いですが、社会は科目を変えることを考えてみてもよいかもしれません。また国数英は2年生までに基礎をしっかりと身につけておくことです。これによって、最後の詰めの期間を苦手な教科(科目)の克服に充てられます。私自身はセンターまでの最後の1か月は理科と社会を重点的に勉強し、自己最高点を取ることができました。志望校合格まで、あきらめずに最後まで頑張ってください。」
この生徒の場合、英語や国語の力が十分ついていましたので、理科や社会の苦手科目はセンター直前の詰めの期間に集中して取り組んでも克服することが可能でした。一方、英語や国語が苦手なまま受験を迎えた生徒の場合は、これらの教科を試験直前にどれだけ詰めて勉強しても(たとえばセンターの過去問をひたすら解くなど)、本番で逆転できる可能性は極めて低いと考えています。ですから、苦手であればあるほど、試験本番までに自分なりの完成度をどこまで上げられるかを意識して、早いうちから取り組むことが必要でしょう。