2018年度第二回英検結果について

教室からの受験生合否が確定しましたので、以下にご紹介いたします。

今回は3級以上の一次合格者のみ、一次スコアと最終合否を掲載しています。(次回からは準2級以上のみ掲載していきます。)

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ずっと以前に書いたことですが、ライティングは「書く」英作文であるのに対し、スピーキングは「口に出す」英作文であると言えます。英検の二次試験やTEAPなどでは口頭での瞬時の応答が求められますから、その点ではライティングよりも難度が高いでしょう。しかしながら、スピーキング試験の難易度が上がれば上がるほど、モノを言うのはライティング能力の高さであると考えています。背景知識や問題意識は当然必要ですが、普段から英文を書く練習の中で培われた語彙力・表現力が、スピーキングの場面で活きてくるわけです。逆に、ライティングのレベルが低いままスピーキングの練習を繰り返したところで、試験本番ではおそらくほとんど役に立ちません。また、百歩譲ってそれが効果をもたらすとしても、そのような訓練を日常的に行う環境を、一般の中高生に対して作り出すことが、そもそも不可能です。よって、結局は中途半端な指導にならざるを得ないでしょう。生徒にとっては負担が大きくなるだけです。

先日紹介したライティング満点の生徒が書いたような英文を、書けないがスラスラ口から出せる生徒など皆無でしょう。もちろん書けることが話せることに直結するわけではありません。しかし、大学入試にスピーキングが登場するからといって、たちまちその対策に血道を上げる前に、「書けもしないのに話せるか?」、さらには「読めもしないのに話せるか?」ということを、指導する側ももっとよく考える必要があるように思います。ましてや多くの中高生の現実を見れば、本当に英語力を上げるために何に力点を置いて指導すべきかは自明です。私の教室では、今回合格した生徒たちも含め、世間でイメージされているようなスピーキングの練習など、普段は一切やりません。二次試験の前に1~2回模擬面接をやって、注意点などアドバイスする程度です。「書くこと」と「口に出す(暗唱・音読)こと」を英語学習の両輪として徹底していけば、ある程度までのスピーキング力は勝手についてくる、とさえ思っています。

追記:準1級の一次合格スコアは 1792 /2250 で 平均すれば R, L, W 各600 程度となっています。これを実際の正答率で見ますと、今回合格した生徒の例では、Reading 41 問中 30 問 (73.1%) → スコア613 (81.7%)、Listening 29 問中 23問 (79.3%) → 同、631 (84.1%) でしたので、R と Lの合計正答率でだいたい72~73%前後が合格圏でしょう。今後自己採点の際の目安にしていただければ、と思います。(Writing の自己採点は不可能です。)