文法・構文ハンドブックのリリースについて

素材選定から3か月を要した「文法・構文ハンドブック」を、ようやくリリースできました。中学レベルがLevel 1 ~Level 3 までの3部、高校基礎~中級(英検2級レベル)が1部の合計4部構成となっています。それぞれの項目は非常にシンプル、例文が一つと2~3行の解説のみとなっています。各部とも20ページ前後のボリュームですので、その気になれば、毎日最初から最後まで読み通す(実はこれをやってほしい!)ことも可能です。習得と定着は、内容に合わせて制作した演習問題を、ハンドブックを参考にしながら基本的には自力で解き進めていくことで行います。こちらは、英文和訳、重要語句の空欄補充、和文英訳の3部から成り、特に練習量を必要とする項目では、生徒は相当な量の問題をこなすことになります。たとえば、中学用Level 1で最初に取り扱う 「be動詞」では、A4サイズの用紙27枚分、高校用で扱う「仮定法」の演習は、全部で400問以上のボリュームとなります。練習量が必要ということは、すなわち習得が難しく、苦手とする生徒が多いということに他なりません。ですから、習得の難度に応じた量の演習を通じて、「手が覚える」くらいまでに定着をはかるわけです。これが、当塾での文法・構文の中心的指導スタイルとなります。(実はこの演習問題がメインで、ハンドブックは、問題を解説なし、あるいは最小限の解説だけで、解き進めるためのサポート的な位置づけとして制作した次第です。)すでに、対象となる生徒にはレベルに応じたものを配布していますが、中には教室で100問くらいやって、さらに宿題を持ち帰る生徒も出てきています。とは言っても、決してあわてる必要はありません。理解度、定着度を確認しながら、じっくり取り組んでいきたいと思います。

英文の構造理解が進めば、それは当然読解力の向上につながり、また数多くの「正しい」英文を書くトレーニングが、英作文能力の向上に必ずつながっていきます。